培地プレートデザインの違いが培地性能・品質に及ぼす影響
製品リリースの決定や適切な製造環境の維持には、正確な環境モニタリングデータが重要である。誤った結果による患者さんへの悪影響だけでなく長期にわたる複雑な調査を回避するために、環境モニタリングで使用する培地は、堅牢な仕様や性能を有していることが求められる。
培地成分と同様に、プレートのデザインは培地性能に直結する要素であり、特に微生物の発育に影響する可能性のある要素である培地の脱水やエアレーションに関与している。ビオメリューでは、新しいLOCKSURE®培地の開発において、微生物の発育への影響を最小限に抑えるために、流体力学の観点からの影響を分析し、最適なプレートデザインを設計した。
今回は、フランスのナント(Nantes)にあるCentre Scientifique et Technique du Bâtiment(CSTB)の流体力学の専門家チームと協力し、気候風洞(climatic wind tunnel)での実験的シミュレーションや空気力学(aerodynamics)の数値シミュレーション(CFD)に関する最先端の技術を用いて、環境モニタリング培地のプレートデザインとその違いによる培地性能・品質への影響を評価した概要を紹介する。
こちらのフォームに入力いただき、ダウンロードいただけます。