自動生菌数測定装置TEMPO®を用いた和洋菓子の菌数測定に関するISO16140-3を参照した検証

国際整合性が必要であるとの認識の高まりや食品衛生検査指針の改訂に伴い、代替法を用いる場合、妥当性確認（バリデーション）された試験法を選択する必要があることは広く認識されつつある。実際に代替法を採用する時には、自社の試験環境（検査室）および試験対象となる自社製品が代替法を用いて正しい試験結果が得られるか実効性を確認する性能検証（以下、ベリフィケーション）の実施も重要である。ISO16140シリーズには代替法の妥当性確認や検証試験の方法が記載されており、2020年に公布されたISO16140-3には単一の検査室で参照法と妥当性確認された代替法をベリフィケーションするためのプロトコルが記載されている。

今回は、ISO16140-3に則り、TEMPO®を用いた定量試験のベリフィケーションを実施した。

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