食品中の食中毒菌検査- 課題と解決のためのポイント、自動化による簡易・迅速化の活用-
ウェビナー概要
従来から用いられている培養法による食品中の食中毒菌(サルモネラ、腸管出血性大腸菌、リステリア等)検査は、検査員の技術や経験と熟練度に依存することから、検査の標準化が難しいことや、それに加え検査に数日を有することから、問題発生時への早期対応を難しくし、また出荷前の製品保管に多大なコストを要する等の問題があります。この問題を解決するための対策として、簡易・迅速法の適用が進んできているが、近年深刻化している人出不足や働き方改革等による労働時間削減に対しての施策として、検査の自動化への注目が高まっています。 今回のウェビナーでは、食品微生物学分野において、検査実務は基より、検査室の管理・運用、後継指導において長年広く活躍されていらっしゃる中川弘先生に、食中毒菌検査における課題と簡易・迅速法の活用による解決のための重要ポイントを解説いただきます。その後、ビオメリュー・ジャパン㈱より、本年6月より販売を開始した自動食中毒菌検出装置VIDAS KUBEを用いた食中毒菌検査の自動化例を紹介させていただきます。
発表者
公益社団法人 日本べんとう振興協会
技術顧問 獣医学博士
中川 弘 先生
ビオメリュー・ジャパン株式会社
戦略市場ディレクター
内田 和之